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【窓ガラスの防音】室内で騒音が響く理由とは?窓の騒音対策を解説

窓からの騒音にお悩みではないですか?この記事では、騒音とは何か、なぜ騒音が室内に響くのか、窓からの騒音を防ぐための方法として「防音テープ、防音カーテン、防音シート・パネル、窓ガラス(二重窓)の追加」について解説します。

騒音とは?

騒音とは、人が聞いて不快や騒々しいと感じる音のことをいいます。

この騒音の大きさを客観的に表したものが、騒音レベルのデシベル(dB)という単位で表されます。騒音計を使用して計測し、数値が大きいほどうるさい音になります。

騒音の大きさの目安について

【日常生活で聞こえる音】
20dB:木の葉が触れ合う音
30dB:ささやき声、深夜の郊外
40dB:静かな住宅地、図書館
50dB:エアコンの室外機、静かな事務所

【うるさい・極めてうるさいと感じる音】
60dB:普通の会話、チャイム
70dB:掃除機、騒々しい街頭
80dB:ピアノの音
90dB:大声、犬の鳴き声、騒々しい工場内

【聴力に異常をきたす音】
100dB:電車が通るガード下、自動車のクラクション
110dB:ヘリコプターの近く
120dB:飛行機のプロペラエンジンの直前、近くの雷鳴
130dB:(身体的苦痛を感じる限界)
140dB:ジェットエンジンの近く

周囲の音がうるさいと感じるレベルについて把握しておきましょう。日中では、45dB以下、夜は35dB以下が快適に過ごすために必須といわれています。

一方で、人がうるさいと感じるのは60dBくらいで、近所が繁華街であったり、交通量の多い道路に面していると、住宅の窓が薄いために、夜寝付けないほどの騒音として悩まされることがあります。

なぜ騒音が室内に響くのか?

なぜ騒音が室内に響くのでしょうか。音は粒子の振動によいって起こり、その振動が固体・液体・気体などの物質の振動から伝わってきます。

室内に騒音が響いてくる方法は2タイプあります。
この2タイプを理解しておくことで、防音対策のグッズを選ぶときにも役立ちますので、覚えておきましょう。

空気からの音(空気伝播音)

空気からの音とは空気を伝わる音です。

具体的には、屋外・隣の部屋からの声、動物の鳴き声などのことです。

固体からの音(固体伝播音)

固体からの音とは、地面や天井・壁・床・配管・窓などからの音です。空気に触れた瞬間空気音となり室内に響きます。物件の構造内部を通る音として、上下左右の部屋から伝わる生活音になります。

具体的には、直置きのスピーカーの音、空調音、トイレの排水音、エレベーターの機械振動音などのことです。

空気からの音、固体からの音のどちらの騒音かによって、騒音への対策方法が変わってきます。

窓からの騒音を防ぐための方法

窓からの騒音を防ぐための方法として、防音テープ、防音カーテン、防音シート・パネルの交換・追加について解説します。

空気からの音(空気伝播音)に対しては、防音テープ、防音カーテンが有効です。
空気からの音(空気伝播音)、固体からの音(固体伝播音)の両方に対しては、防音シート・パネル、窓ガラスの交換・追加が有効な方法になります。

防音テープを設置する

防音テープを窓の隙間に貼り、隙間を防ぐことで防音を行います。防音テープを色々なところに手軽に貼ることができて便利です。

デメリットとして、隙間にテープを貼ることで、窓やドアの開閉に影響が出てしまいます。
防音テープのみでの窓の防音対策は不十分なため、二重窓と組み合わせるなどの防音対策のサポート役として考えましょう。

素材として、ウレタン(スポンジ)タイプの防音テープは100均などでよく見るタイプになりますが、耐久性がなくボロボロになるため、本格的な防音対策には避けた方が良いでしょう。防音テープとしては、ゴム(または樹脂)などの素材を選ぶのがオススメです。

防音カーテンを設置する

防音カーテンとは、音を遮るための特殊な加工がされているカーテンのことです。

外からの騒音を遮り、部屋の中からの音漏れも防ぐことができます。繊維密度が高い、何層かのコーティングがされている生地タイプのものが多く、遮熱性、遮光性を併せ持つものもあります。

防音カーテンは、家の中の話し声、テレビの音、ペット、赤ちゃんの声などなど「空気からの音(空気伝播音)」には効果が高いです。

外の車・電車・工事など「固体からの音(固体伝播音)」の騒音対策には、防音カーテンだけですと効果がありません。

そのため、外の車・電車・工事などの騒音には、二重窓と組み合わせるなどする防音対策を考えましょう。

防音シート・パネルを設置する

防音シートとは、壁・床・窓に貼り付けることで外と室内の騒音を防いでくれるものになります。防音シートを窓に貼り付けてしまうと採光性や通気性を失ってしまうため、窓に貼るのはあまりオススメではありません。壁・床に貼り付けると防音に効果的です。

窓ガラス(二重窓)を追加する

騒音に対しては、窓ガラスの二重窓を追加するのも防音効果として有効です。

二重窓とは、既にある窓の内側にもう1つの窓を取り付けたものになります。窓と窓の間にある空気の層が障壁となり、防音効果を発揮します。

二重窓の中間空気層を大きくすることで、さらに防音効果をアップできます。外窓と内窓の厚さを変えることでもより防音効果が期待できます。

二重窓を取り付けるメリットとして、防音性以外にも、断熱・防犯性に優れている、紫外線カット、結露を防ぐ、省エネなど多くの効果があります。騒音に悩まれていたら二重窓の追加を検討してみましょう。

まとめ

住宅の窓の防音対策は重要です。そのため、防音対策のグッズなどを準備していくことが必要でしょう。

今回ご紹介した、防音対策についてのご相談は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。


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